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ボラカイ島 観光客立ち入り禁止(2018年4月26日~最大6カ月間)

フィリピン政府は2018年4月26日、ドゥテルテ大統領が閉鎖する方針を示していた観光客に人気のリゾートアイランド「ボラカイ島」を閉鎖しました。ホテルや商業施設などからの排水や違法建築が環境を破壊しているとして、ボラカイ島に警察や軍隊を配備し、最大6カ月間、観光客の立ち入りを禁じ、環境対策を行うとのことです。

フィリピンの首都マニラから南に約200kmのシブヤン海のビサヤ諸島西端に位置するボラカイ島。長さが約7.5km、幅は最も狭い場所で約2kmという小さな島ですが、世界最高の島とも評されたフィリピン有数のリゾートで、年間約170万人の観光客が訪れています。ドゥテルテ大統領は2月、島が「汚水のたまり場」となった管理上の責任について批判していました。

ボラカイ島への入口となっている空港がある隣のパナイ島の港に検問所を設け、警察や兵士ら計600人以上を配置し、4月26日午前0時から島を閉鎖して、島へ渡るフェリーへの観光客の搭乗を禁止し、観光客がボートで渡れないようにしました。

閉鎖中、フェリーには身分証明書を携帯した住民だけが乗れ、島の海岸から3キロ以内の海域への船の進入も禁じられ、漁業も島の住民だけに認められることになりました。

最大6カ月間、観光客の立ち入りを禁じますが、今後、違法建築物を撤去し、排水処理施設を整備するなどして環境を改善を行い、順調であれば閉鎖期間を3~4カ月に短縮する方針です。



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